大谷石は、今からおよそ2,000万年前の火山噴火により堆積した凝灰岩で、栃木県宇都宮市大谷地区でのみ産出されるとても珍しい石です。他の石や人工石と比べ、やわらかく温かい風合いを持ち、その美しさは現在もさまざまなシーンで存在感を発揮しています。
大谷石には「ミソ」と呼ばれる黒色(茶色)の斑点があり、ミソが大きい石、小さい石その表情は様々です。採掘時は水分を含んでいるため、全体的に緑青色を帯びていますが、外気に触れることで酸化していき、その後乾燥と共に白色から茶褐色に変化していきます。
また大谷石は、表面的な魅力と共に、多くの優れた効果を発揮します。
高いリラックス作用を持ち、良質な空間を演出する癒し効果。
優れた音響空間をつくる音響効果。
ワインやチーズなどの鮮度を保ちながら熟成を促す熟成効果。他にも脱臭効果や、耐熱効果など。
以前は主に、一般住宅の蔵や塀、敷石などに使われてきた大谷石ですが、優れた効果と健康建材としての可能性が見直され、外壁や内装材として公共施設や店舗、教会、美術館、駅、路上のサインなどにも多く使われはじめました。
そんな大谷石の、重圧なのに柔らかく温かみのある風合いと、暮らしを豊かに演出する優れた効果、
いにしえの設えとモダンな感覚どちらにも融合する魅力をぜひ身近に感じてください。

大谷石表面仕上げ例 

大谷石の化学成分
(東大地質学研究所 近藤先生)
大谷石の圧縮強度・引張り強度 

